Convergence Lab. CEOの木村優志です。
AI導入のために人材は欠かせません。では、どのような人材が具体的に不足しているのでしょうか?ここでは、不足している以下の3つの職種について紹介します。
- AIプロダクトオーナー
- データアナリスト
- AIプランナー
目次
ユーザー企業に不足しているAI人材
AI導入にあたって、ユーザー企業にはどのような人材が不足しているのでしょうか。
情報処理推進機構の『AI白書 2020』の「企業におけるAI利用動向アンケート調査」で、そのような調査が行われています。これによると、7割近くのユーザー企業が「現場の治験と基礎的AI知識を持ち、自社へのAI導入を推進できる従業員」、「AIツールでデータ分析を行い、自社の事業に活かせる従業員 」、と答え、6割近くの企業が「AIを活用した製品・サービスを企画できるAI事業企画」と答えています。
出典:情報処理推進機構、"AI白書 2020", (2020年3月) より再作成
ここでは、それら3つの職種を以下のように再定義します。
- AIプロダクトオーナー
- 現場の知見と基礎的AI知識をもち、自社へのAI導入を推進できる従業員
- データアナリスト
- AIツールでデータ分析を来ない、自社の事業に活かせる従業員
- AIプランナー
- AIを活用した製品・サービスをキアックできるAI事業企画
以下で、それぞれについてみていきましょう。
AIプロダクトオーナー
AIプロダクトオーナーは、AI白書における「現場の知見と基礎的AI知識をもち、自社へのAI導入を推進できる従業員」の位置に相当する職種です。
AIプロダクトオーナーとは、スクラム開発におけるプロダクトオーナーと重複する役割をもちます。スクラム開発については、スクラム (ソフトウェア開発) - Wikipedia を参考にしてください。
AIプロダクトオーナーという用語は、私の造語です。これまで、あまり注目されてきませんでしたが、AI導入にあたってなくてはならない職種です。
AIプロダクトオーナーとは
AIプロダクトオーナーは、自社へのAI導入の推進を行う職種です。
AIプロダクトオーナーの責任
AI導入プロジェクトの成功に責任を持ちます。
AIプロダクトオーナーに必要なスキル
AIプロダクトオーナーに必要なスキルは、AIプロジェクトの推進において必要なスキルです。
- 基礎的なAIへの理解
- AIに何ができて、なにが苦手なのか
- 自社業務への理解
- AI導入の投資対効果(ROI)の最大化
- AI導入の優先順位の策定
- etc.
データアナリスト
データアナリストは、AI白書における「AIツールでデータ分析を来ない、自社の事業に活かせる従業員」のことです。AI白書では、統計のみではなく「AIツール」でと書いていますが、ここでは、より人口に膾炙しているデータアナリストという名前を採用しました
データアナリストとは
社内や社外のデータを分析して課題を発見したり、解決策を提案する職種です。
データアナリストの責任
分析結果と、提案する解決策の正しさに責任を持ちます。
データアナリストに必要なスキル
- 統計・AIの知識
- BIツールや統計分析ツールの運用能力
- データベースの知識
- 論理的思考力
AIプランナー
AIプランナーは、AI白書における「AIを活用した製品・サービスをキアックできるAI事業企画」に相当する職種です。AIプランナーの必要性については、最近指摘する人が増えてきました。
その名の通り、AIプロジェクトの企画を行う人です。
AIプランナーとは
AIを使った製品・サービスの企画をする人です。
AIプランナーの責任
企画した製品・サービスの成功に責任を持ちます。
AIプランナーに必要なスキル
- 効果的なAIの運用方法に関する理解
- アイデア発想法
- リサーチ分析
まとめ
いま、求められているAI人材について、「AIプロダクトオーナー」、「データアナリスト」、「AIプランナー」に分類して紹介しました。みなさんのキャリアプランの参考にしていただけると幸いです。
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